光熱費が高い… 抑えるカギは『断熱』と『気密』
昨今は物価が高騰していて、なにを買うにも「こんなに高かったっけ?」と思ってしまいますね。
食料や日用品、電化製品、住宅の建材も値上がりしています。
光熱費もびっくりするくらい値段が上がっていますよね。
このままでは毎月の出費がつらい!少しでも光熱費を抑えたい!
皆さんそう思われているでしょう。
そこで今回は光熱費を抑えるのに重要な、住宅の『断熱』と『気密』についてお伝えしたいと思います。
・断熱と気密ってなに?
断熱と気密、住宅において密接な関係の言葉ですが、意味は全く違います。
まず、断熱とはその字の通り熱を断つこと。住宅について言う時は、外から伝わる熱を伝わりにくくすることを言います。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごすには断熱が必要不可欠です。
断熱がされていないと夏には、冷房で室内を冷やしたとしても外からの熱がどんどん伝わってしまいます。
そうするともっと冷やすためにたくさんの電気を使わなければいけなくなります。
冬には暖房で暖めた室内の熱が建物を伝って外に逃げてしまいます。
また、リビングを暖めたとしても、廊下やトイレ、お風呂はとても冷えます。
暖かい部屋から寒い部屋に行ったり、寒い脱衣室・浴室から温かい湯船に入ったりすると温度差によって「ヒートショック」のリスクが高まります。
「省エネ住宅|家庭向け省エネ関連情報」
(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/)
次に気密とは、空気の流れを遮断することです。
住宅がしっかり断熱されていても隙間があり、外の空気が入っていたら断熱の効果が少なくなってしまいます。
断熱と気密の両方が快適な住宅を実現するのに大切なのです。
・断熱、気密の方法
住宅を断熱するには、壁や天井、床などの躯体に断熱材を使用したり、窓やドアに断熱性能が高いものを使用したりします。
断熱材には様々な種類があります。簡単にご紹介いたします。
大きく分けて2種類の断熱材があります。
1つ目は繊維系断熱材です。
ガラスや鉱物を溶かして繊維状にしたものです。繊維の隙間に空気を蓄えています。主な物にグラスウールやロックウールがあります。
安価なためよく使われていますが、湿気に弱いというデメリットもあります。
(写真はグラスウールです。)
2つ目は発泡系断熱材です。
プラスチックを発砲させて細かい気泡を作り、中に空気を閉じ込めた断熱材です。
身近なもので似ているものは発泡スチロールです。
湿気に強く。加工もしやすいため近年注目を集めています。ただし、価格が高めです。
(写真は古紙混入発泡ポリプロピレン製の断熱材です。)
住宅を気密する方法は、防湿シートを使用する、気密テープを躯体の隙間などに貼る、配管廻りにパッキンをつけるなどがあります。
これで夏は涼しく、冬は暖かい住宅が出来ます!
でも、汚れた空気は逃げて行かないの?と心配になるかも知れません。
換気についてもしっかりと考えられています。
換気は計画された24時間換気システムを使用して部屋の隅々まで新鮮な空気に入れ替えることができます。
住宅では給気と排気を機械換気でおこなう「第1種換気システム」と排気のみ機械でおこなう「第3種換気システム」が主に採用されています。第1種なら室温に近い空気を取り込むことが出来る熱交換換気にできます。
しかし、第1種は第3種に比べて、電気代が多くかかりますし、初期費用も多くかかります。
さらに、メンテナンスを頻繁におこなわないと十分な換気性能が得られないことがあります。
ハウジング・サポートではダクト式第3種換気システムの「ルフロ400」を採用しています。
「ルフロ400」なら電気代を抑えながら十分な換気ができます。
ダクトのメンテナンスも年に一回でいいんです。工具を使わず簡単にお手入れできます。
「24時間換気システム『ルフロ400』|日本住環境株式会社」
(https://www.njkk.co.jp/rufflow400/tabid177.html)
ハウジング・サポートでは換気設備にもこだわった住宅を建てられます。
傷んだ床をリフォームするときに床を剥がしたついでに床下に断熱材を入れることが出来ます。
現在、経済産業省と環境省による先進的窓リノベ事業というものがあります。
高断熱な窓やドアを取り付けることで、過去最大級の補助金が受け取れます。
既存の窓枠を壊さずに内窓を取り付けるだけの一日で終わる簡単なリフォームもございますのでぜひご検討ください。
ご気軽にご連絡お待ちしております。
電話から問い合わせ→TEL:0299-85-0185
新築でもリフォームでも快適なお家にしましょう!
お読みいただきありがとうございました。